少年院卒の私の話
先日逮捕されたピエール瀧氏とユニットを組んでいる石野卓球氏が、逮捕後に笑顔のツーショット写真を投稿したと反響を呼んでいる。 多くのファンはその姿にありのままの電気グルーヴを感じられたと喜んでいたが、一方、若者に悪影響を与えるのではとの声も聞…
明日、5月20日は祖母の80回目の誕生日だ。 もうこの世にはいないが、あの世からロクでもない孫を忙しなく見てくれているだろう。 私は家庭の事情で、祖母に育てられた。 母でもなく、親でもない。 しかし、私にとっては母であり、親であり、そして唯一の支え…
自分が少年院卒であることを公にするのは、デメリットばかりだ。 私が少年院卒であることを知る人は、現実世界にほとんどいない。 人生を通して様々な経験をし少年院という場所で暮らして、生意気にも子育てや教育について口を挟みたい気持ちに駆られた。 机…
私の人生は、特異だ。 人からそう言われることも多いが、自分でも少々多くを見過ぎているのではと思う。 初めて性犯罪に遭ったのは、小学生になってすぐの頃だった。 それからレイプ、痴漢、不審者、下着泥棒、ストーカー、性犯罪と呼ばれるものは一通り被害…
以前お話したように、育った環境は性格よりも性癖に出る。 私は性癖異常だという自覚があるが、これは性癖に限った話ではない。 私の場合、どちらかというと恋愛観自体が狂っているので、性癖は付随して狂っていても仕方ないという感じだ。 男を見る目がない…
そもそも疾患の疑いがあるから医療少年院に送致されるわけで、そんな私も精神病じゃないかと疑惑を持つことは自然なことである。 しかし、残念ながら私は精神病ではない。ろくに風邪も引かない健康優良児そのもので、基本的になんとかなるさのお気楽主義であ…
なぜ少年院の中でも特殊な医療少年院に送致されたのか。その理由は身体的、精神的疾患だけでなく、頭の回転の速さが関係していた。賢さは賢く使わなければ、時に犯罪を助長すると知ったのである。